第10講 旅のスケッチ術と習慣

レクチャープレゼンターリタ・サブラー

旅先でのスケッチは、その場所や人々を理解し、結びつけるための最良の方法の一つであり、その移動中の光景や音、匂いを記憶に永久に刻み込む方法です。その場に完全に存在し、最終的に生きていることを実感する方法である。

この講義では、実用的な情報と逸話を織り交ぜながら、参加者がスケッチブックを持って遠くまで出かけ、世界の素晴らしさを表現できるようになることを目的としています。

フンボルトペンギンの保護区やバンコクのチャイナタウンの息苦しい迷宮に、でこぼこボートに乗って行くのです。リオデジャネイロの日没後のファベーラで捕まるという危険なビジネスや、チリの山中で馬の間を半走りで移動しながら背の低い馬の囁きをスケッチする爽快さについて学ぶことができます。メキシコで学生失踪事件に伴う大規模な抗議活動をスケッチした経験や、シンガポールでガルーダ像が儀式のために洗われている間、ヒンドゥー寺院の温かいミルクと蜂蜜の水たまりに立っていた経験を共有します。

この講義では、旅の道具箱の組み立て方、場所のリサーチ、大まかな目標と具体的な目標の設定など、実践的な内容を紹介します。新しい場所で視覚的に位置づける方法、安全やその他のニーズに気を配る方法、周囲の人々の注目を集める、または避ける方法、新しい経験を記録する毎日の習慣を一貫して続ける方法、旅するスケッチャーが直面する共通の内外の障害を克服する方法についてお話します。

行った場所の地図を描く、エキゾチックな食事のカタログを描く、長いパノラマを描く、ポートレートを描くときにダイナミックな被写体にアプローチする、群衆を描く、そして最後にスケッチルポルタージュを掘り下げて、スケッチで物語を語るなど、私たちが自由にできるテーマと形式の世界を掘り下げます。

最後に、参加者の皆さんから、ご自身の旅のヒントや、旅をスケッチして発見したことなどを語っていただき、会場からのコメントでレクチャーを終了する予定です。

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