Covid19の感染者が激減している熊本県天草市で、天草在住のUrban Sketcher Japanブログ投稿者の一人、まやさんと一緒にアーバンスケッチイベントを企画し始めたのは10月の終わり頃でした。その後、LINEのチャットやZoomでのミーティングを重ねながら、企画を練り上げていきました。11月下旬にUSKから「Wink, Squint and Appreciate」というワークショップの企画が承認され、1ヶ月で実行に移しました。ここでは、天草でアーバンスケッチイベントを始めたマヤさんの話と、私が天草を訪れ、ワークショップを行った時の話を紹介します。
[熊本県天草市・冨山麻弥さん撮影]
ズーム越しに見た人が実際に会うというパンデミック時代ならではの経験、私にとっては今回が初です。
ズームレンズを通してしか知らなかった人に実際に会うという、パンデミック時代ならではの体験は、私個人にとっても初めての経験だったと思います。
天草エアラインの久美さんの乗ったドルフィン機が到着。 |
そして、実際の対面のワークショップというのは、これまた私にとっては初であり、またuskのワークショップが天草で開催されるのも、もちろん初、usk全体でも、パンデミックが始まって以来初めてのワークショップということで、今回の企画は色々な意味でプチ歴史的なワークショップです。
私にとっても初めての対面式ワークショップであり、USKにとっても天草でのワークショップ開催は初めてであり、USK全体としてもパンデミック発生以来初めての現地でのワークショップであった。いろいろな意味で、プチ歴史的なワークショップとなった。
iPhoneと現場を通してライブで描き合うというのは、とても面白い体験でした。 |
これ以前に、私たちは、パンデミックでも何か繋がれる方法はないかと模索する中で、#remoteuskjというイベントも開催して、関東方面の人たちと、バーチャルだけどライブで同じ風景を描くという、これも非常に面白い経験をしています。
これ以前にも、パンデミックの中でもつながる方法を模索して「#remoteuskj」というイベントを一度開催し、関東の方々と同じ風景をバーチャルかつ同時に描くという非常に面白い経験をしています。
kumimatsukawaart |
ペナンドブルー |
セツヌグロホ |
この時は、天草でスケッチ会を開いている間に、15分の現場から風景を中継して一緒に描く形です。
天草でのスケッチ会では、現地からの風景を15分ほど生中継して、みんなで描きました。参加者の中には、都市スケッチの正統派として、画面や机の上も描く人もいて、送られてきたスケッチから、現実に対するさまざまな解釈を比較することができました。
オンラインで色々な工夫をすることも、同時に、実際に旅をすることは、迫力があって熱量が高い、五感全体で感じ取れるものがある、与え合う影響というのがオンラインよりもまた一段と深い、の濃いだなということが実感できます。
もちろん、オンラインのプラットフォームを使い分けるのも面白いですが、実際に会って旅行するのも、五感で感じることができるので、とてもパワフルで濃密な時間を過ごすことができます。
ワークショップからの投げ銭 |
午前の部ワークショップ参加者 |
パンデミックが落ち着いているこのタイミングで、それまで会えなかったところから、たくさん蓄積されていたとも言える熱の籠った情報を交換できたことはとてもありがたいことです。
幸いにも日本での流行はほぼ収束しているこの時期に、熱のこもった情報交換を直接できたことに感謝しています。
今後ますます状況が改善されれば、海外からもスケッチャーを迎え、かつて台風から逃れて来た外国船に安息を与えたきっかけで、隠れキリシタン文化が生まれたと言われる歴史とロマンに溢れるこの美しい土地で、再びイベントが開催できることを望んでいます。
今後、さらに状況が好転すれば、海外からのスケッチャーを迎え、台風から逃れる外国船を避難所として迎え入れたことから隠れキリシタン文化が生まれたと言われる歴史あふれるこの美しい土地で、またイベントを開催したいものです。
[熊本県天草市・松川久美氏撮影]。
ウィンク目を細めて鑑賞する(天草スケッチさきつきのワークショップは14名の参加者と、地元の方の多方面のご協力と、天草のスケッチグループのチームワークのおかげで無事に開催することができました。
寒い中、14名の参加者と天草スケッチ会の方々(お手伝い)に来ていただき、地域の方々や天草(USKジャパン)の方々のおかげで、楽しいワークショップになりました。参加者の中には、「スケッチに夢中で寒さを感じなかった」という方や、寝袋を持参して暖をとってくれた方も...皆さんの素敵な波動で、楽しい雰囲気になりました。
天草のスケッチャーのマヤさん、年内に天草でスケッチワークショップをしに来ましたか?との誘いで始まった天草行き。
しかも天草上空はフライトが欠航になる可能性がある荒れた天気で、アーバンスケッチの伝道師にはヤキモキさせられるというプチ試練が用意されており、無事に到着できました。
天気予報では、気温がぐっと下がると言っていた。3時間のワークショップの間、参加者はこの寒さに耐えられるのだろうか。もし、天草空港の上空が厳しい状況だったら、飛行機は欠航になっていたかもしれません。幸いにも飛行機は無事に空港に到着し、やっと麻耶さんにお会いすることができました。
それから毎日運転してくれたマヤさん、イベントの準備もありがとうございました。車内でも、ワークショップ会場でも、レストランでも、時間いっぱいおしゃべりして、本当に楽しい時間でした。
ウィンク・スクインツ・アプリシエイト 天草スケッチインさきつきのワークショップ当日
ワークショップ当日の午前中はありがたいことに晴れ間があります。
12月18日、ワークショップの午前の部が始まりました。時折、陽が射すのがありがたい。私の話を集中して聞く人、片目をつぶって鉛筆の後頭部を測定器として相対比率を慎重に測る人、目を細めて相対的なトーンバランスを見る人......。
ランチは天草チームがお願いして作ってもらったお寿司屋さん特製のお弁当を購入するというゴージャスなもの。
お昼は、天草茶庵が注文した、地元のお寿司屋さんの豪華なお弁当です
午後からは雨じりの曇空となり、寒さが増した外で描くのは諦め、その代わり暖房の効いた、窓から教会が見える建物を使うことをいただき、窓のフレームを利用して描くやり方で鉛筆スケッチをいただきました。
午後からは曇り、雨、そして寒くなった。そこで、まだ窓から教会の頂上が見える暖かい建物に避難することにしました。建物内では水彩絵の具を使うことができないので、ワークショップの内容を少し変えました。そこで、前半はスケッチブックへの構図の取り方、比率の測り方、測った後の正しい角度の線の描き方を重点的に教えました。そして後半は、外のテラスで水彩画のデモをより詳しく行い、その後、建物の中に入って、私の古いスケッチブックを皆さんにお見せし、質問があればいつでもお答えしました。
やってみれば駆け足のワークショップでしたが、Wink,スクインツ・アンド・アプリケイトのフレーズが祈りのように記憶の片隅に残って、どこかで絵を描くときに手助けになると思います、さらに、描くだけでなく、描いたスケッチをシェアして、自分自身も、誰かも楽しむことができるのがアーバンスケッチの真骨頂です、作品を通じて。スケッチの世界を知っていただけたらと思います。
また、天草チームが今後いろいろな人との繋がりやアイディアで、さらにスケッチを通じたイベントを企画して、より面白い会をやってくれることを確信しています。
一日のワークショップはあっという間でした。Wink, Squint and Appreciate "のフレーズが祈りのように人々の記憶に残り、絵を描くとき、必要なときに助けの手となることを願っています。
また、自分のスケッチや他の人のスケッチを、Urban Sketchingのコミュニティで共有することで、鑑賞する楽しさを味わってほしいと思っています。それがUrban Sketchingの精神です。
今後、チーム天草は、本当に楽しいスケッチイベントを考えてくれると思います。なぜなら、そこには素晴らしい場所と人脈とアイディアがあるからです